検索ボリューム(google検索数)の調べ方|キーワードプランナーとそれ以外の使い方
- 検索ボリュームとは市場のサイズだから超重要
- キーワードの検索ボリュームを調べる方法
- 使いこなしたいGoogle広告のキーワードプランナー
- 関連キーワードも推薦してくれる「新しいキーワードを見つける」
- 大量にあるキーワードの一括調査なら「検索のボリュームと予測のデータを確認する」
- 手軽に使えるプラグインタイプのKeyword Surfer
- 順位別の月間流入数も知りたいならaramakijake
- 推移を確認できるGoogleトレンド
- 使いこなしたいGoogle広告のキーワードプランナー
- まとめ:検索ボリュームを調べる方法
検索ボリューム(google検索数)の調べ方|キーワードプランナーとそれ以外の使い方
キーワードの検索ボリュームは、マーケットサイズなので、SEO対策上に極めて重要な指標となります。
この記事では、検索ボリュームの調べ方について説明しています。
検索ボリュームとは市場のサイズだから超重要
検索ボリュームとは、特定のキーワードが検索されている回数のことです。一般的には「月間」単位で表示されることが多いです。
例えば、あるキーワードの検索ボリュームが300の場合、そのキーワードが検索される回数は、1ヶ月300回となり、平均すると1日10回ということになります。この数値も同時に検索エンジンから期待できるアクセス数の上限なのです。
1ヶ月300回しか検索されませんので、仮に検索結果において1位を獲得しても、このキーワードに限れば、それ以上のアクセス数を獲得はずはありません。
このことから、検索ボリュームはマーケットのサイズだという風に捉えることができます。
キーワードの検索ボリュームを調べる方法
キーワードの検索ボリュームを調べるには、ツールを使うしかありませんので、これより、キーワードの検索ボリュームを調査できるツールの紹介をします。
なお、検索ボリュームを調べるツールがたくさんある中で、グーグルが提供している「キーワードプランナー」は極めて優秀なので、検索ボリュームを調査する際は、
「キーワードプランナー」をメインツールとして使いつつ、「キーワードプランナー」にない機能を他のツールで補う
スタンスが最も効率的かもしれません。
キーワードプランナー以外の検索ボリューム調査ツールの中に、様々な機能を完備している有料ツールもありますが、料金が高いうえ、オーバースペックである場合が多いので、ここでは無料ツールを中心に紹介します。
キーワードプランナーの機能と無料ツールの機能だけでニーズが満たされることはほとんどでしょう。キーワードプランナーをメインツールとして使いこなすとともに無料ツールを一通り使ってみても物足りないのであれば、初めて有料ツールを検討しましょう。
使いこなしたいGoogle広告のキーワードプランナー
Google広告が提供している「キーワードプランナー」は、Google広告のアカウントがあれば、誰でも使うことができます。広告に出稿していない場合、検索ボリュームは1万~10万のように、アバウトな数値しか表示されませんので、少額でも出稿しましょう。
キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる手順は
- Google広告へログイン
- 「ツールと設定」をクリック
- 「プランニング」の「キーワードプランナー」をクリック
- 「新しいキーワードを見つける」か「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択
- キーワードを入力かファイルをアップロード
- 「開始する」をクリック
しばらくすると、検索ボリュームや競合性、リスティング広告の予測クリック単価などのデータが表示されます。画面上で並べ替えたりすることもできますし、ダウンロードして加工したり深掘りしたりすることもできます。
これより、「新しいキーワードを見つける」か「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の違いについて説明しますので、必要や状況に応じて選択しましょう。
関連キーワードも推薦してくれる「新しいキーワードを見つける」
キーワードを入力すれば、そのキーワードのみならず、関連するキーワードの推薦とともに、検索ボリュームや競合性、リスティング広告の予測クリック単価も表示されます。
新しいキーワードを発見したい場合は「新しいキーワードを見つける」を選択しましょう。
大量にあるキーワードの一括調査なら「検索のボリュームと予測のデータを確認する」
それに対して、新しいキーワードの発見より、既に手元にあるキーワードのリストの検索ボリュームを調べる場合は、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」にしましょう。
1回につき1,000キーワードまで対応しており、しかも重複も自動的に削除してくれるので、非常に便利です。実務的には、掛け合わせ・組み合わせやサジェスト機能で作成したリストを、精査も加工もせずに、とりあえずそのまま調査に掛けることも多いです。
手軽に使えるプラグインタイプのKeyword Surfer
「Keyword Surfer」は、Google Chromeのプラグインタイプで、ブラウザーにインストールすれば、Googleでキーワードを検索する際に、当該キーワードの検索ボリュームを検索窓の横に知らせてくれます。
そればかりでなく、
- 関連するキーワードの推薦
- 検索結果のサイトの推定アクセス数
なども教えてくれます。
1回で1キーワードしか調べられず、関連キーワードの推薦も検索エンジンのサジェスト機能とキーワードプランナーで対応しているし、検索結果のサイトの推定アクセス数もさほど当てになりませんが、
何よりも、プラグインであるため、新たにツールのサイトを開かなくても調べられるので、手軽に使えるツールとして、ブラウザーにインストールしておきたいところです。
順位別の月間流入数も知りたいならaramakijake
aramakijakeは、Googleとヤフー、両方の検索ボリュームを調査することができる上、1位から50位までの月間検索アクセス数をも予測してくれます。
もっとも、検索ボリュームというのは、仮にそのキーワードで1位を獲得した際に得られるアクセス数の最大値でもありますが、あくまでも最大値であり、必ずしもそれくらいのアクセス数を獲得できるとは限りません。2位以降ともなると、参考する数値すらなくなります。
その意味において、aramakijakeの月間検索アクセス数の予測は、キーワードの選定や対策の優先順位を決める際に、参考にできる数値でしょう。
ただし、実際に弊社がサーチコンソールのデータとaramakijakeの予測月間検索アクセス数を比較し時に、キーワードによっては大きい乖離が観察されたため、うのみにせずに、参考程度に留めた方が良いかもしれません。
推移を確認できるGoogleトレンド
厳密的にいうと、Googleトレンドは「検索ボリューム」を調査するツールではありません。表示される数値も検索ボリュームではなく、最も検索数が多い時を100にした人気度です。
しかし、トレンドとしての人気度の推移や関連トピック、関連キーワードの提示や状況を把握することができるので、重宝にすべきツールです。
まとめ:検索ボリュームを調べる方法
検索ボリュームは、特定のキーワードが検索されている回数のことを指しており、マーケットのサイズという風に捉えることができます。
検索ボリュームという名のマーケットサイズを調べるには、ツールを利用する必要があり、無料で検索ボリュームを調査できるツールは主に
- Googleのキーワードプランナー
- Keyword Surfer
- aramakijake
- Googleトレンド
の4つがあります。
それぞれには独自の機能もあるので、基本的には、Googleキーワードプランナーをメインツールにしつつ、「キーワードプランナー」にない機能を他のツールで補うような使い方が推奨されます。