検索順位の調べ方と改善方法|キーワードの順位をチェックする方法と無料ツールの紹介
- なぜ検索順位を調べる必要がある?
- そのほかに、どういう時に検索順位を調査する?
- 新しい記事やコンテンツを公開した時
- リライトすべき記事を見つけるため
- 新しいキーワードを発見した時
- 検索順位を調べる方法
- 自力&手動で調べる
- 調査をアウトソーシングする
- 検索順位チェックツールを使う
- 検索順位をチェックするツールのおすすめは?
- ベーシックな機能をワンコインで使える『順一くん』
- コスパが高い『検索順位チェックツールGRC』
- 完全無料なのに機能がすごい『SERPOSCOPE』
- 手軽に順位を調査するなら『SEOチェッキ』
- まとめ:検索順位の調査
検索順位の調べ方と改善方法|キーワードの順位をチェックする方法と無料ツールの紹介
検索エンジンにおいての検索順位を調べる方法や改善する方法を説明します。キーワードの順位を無料でチェックできるツールも紹介しています。
なぜ検索順位を調べる必要がある?
検索結果での順位は、SEO対策の効果を評価する指標なので、SEO対策の効果を最大化にする目的にPDCAを回すためにも、検索順位の把握は極めて重要です。
そのため、対策対象となっているページやキーワードの検索順位を日々追跡することが、SEO担当者にとって重要な日課だといっても過言ではないでしょう。
そのほかに、どういう時に検索順位を調査する?
日々の検索順位追跡以外にも、
- 新しい記事やコンテンツを公開した時
- リライトすべき記事を見つけるため
- 新しいキーワードリストを発見した時
この3つのシチュエーションにおいて、検索順位の調査を念入りに行う必要があります。
順番に説明していきます。
新しい記事やコンテンツを公開した時
記事やコンテンツを新しく公開した時に、できれば1週間~1ヶ月の間は、検索順位の変動に細心の注意を払ったほうが良いでしょう。
記事やコンテンツが新しく公開された際、検索順位は非常に不安定なので、インデックスされているかどうか、インデックスされたのであれば、順位はどのように変動するかを、順位が安定するまでにチェックし、明らかに検索エンジンに評価されていないのであれば、素早く対応を取りましょう。
更に、新しい記事やコンテンツを公開した時に検索順位を細かくチェックすれば、サイトの専門性をある程度推測することができます。
サイトの専門性と検索順位の関係につきましては、「サイトやブログのEAT(専門性・権威性・信頼性)を高める方法」で詳しく解説しておりますので、そちらをご参考いただきたいのですが、
簡単にいうと、
あるトピックにおいて、Googleにサイトの専門性が認められると、そのトピックに関連する記事は上位表示されます。既存記事であれば、順位の底上げという効果が表れますし、新しい記事であれば、いきなり上位表示できてしまいます。
しかし、実際にGoogleに専門性が認められているかどうか、“どれぐらい認められているか”を調べることはできないので、新しい記事やコンテンツを公開した時のランキング状況を代替的に使うことになります。
リライトすべき記事を見つけるため
明らかに順位が低迷しているままの記事や順位が落ちた記事の存在を無視してはいけません。評価されていない記事の存在は、その記事、キーワードだけではなく、全体の評価にも影響を与えますので、検索結果をチェックして、順位が上がらない記事をリライトしましょう。
新しいキーワードを発見した時
キーワードのリストアップと選定は1回だけではなく、日々の運営の中にも、新たなニーズを発見したり、新しいアプローチでキーワードの候補リストを作成したりして、新しいキーワードを発見していきます。
しかし、新しいキーワードを発見すれば、そのまま記事やコンテンツの作成に取り掛かればよいわけではありません。なぜなら、既に記事やコンテンツが存在しているかもしれないからです。
こういう時は、発見した新しいキーワードで検索順位を検索することになります。その結果によって取るべき対策も異なってきます。
ヒットしないのであれば、そのキーワードの新しいコンテンツを作ればよいですが、細かく対応する必要があるのは、ヒットする時です。
ヒットはするものの、順位が低い場合は、検索意図とコンテンツ内容が一致するかどうかを確認しましょう。一致しているのであれば、「サイトやブログのEAT(専門性・権威性・信頼性)を高める方法」などにより順位上げを図りましょう。一致していないのであれば、新しいコンテンツを作成しましょう。
特に注意が必要なのは、既に上位表示されている場合です。上位の獲得ができているので、案外と見落とされがちですが、
- サーチコンソールより当該キーワードのクリック率
- 検索意図とコンテンツ内容が一致するかどうか
を必ず確認しましょう。
クリック率が高く、検索意図も一致:優良状態なので、コンバージョンが取れているかを確認の上、必要に応じてコンテンツの内容を見直しましょう。
クリック率は高いが、検索意図は一致しない:タイトルやDescriptionに惹かれてクリックしたと思われますが、検索意図と内容が一致していないので、アクセス後の離脱率は高いと推測できます。検索意図に合わせて新しいコンテンツを作成し、誘導しましょう。
クリック率は低いが、検索意図は一致:表示回数に合わせてタイトルやDescriptionの修正を検討しましょう。表示回数が少なければ、放置しても問題はないでしょうが、表示回数が多いのであれば、クリック率を上げることが急務なので、タイトルやDescriptionを修正しましょう。
クリック率は低く、検索意図も一致しない:新しいコンテンツを作成しましょう。
なお、サーチコンソールの使い方などは「グーグルサーチコンソールの使い方|登録・設定から見方まで解説」をご参考ください。
検索順位を調べる方法
検索順位を調べる方法は、大きく、「手動」か「ツール」かに分けることができますが、それぞれにも複数の方法/ツールが存在していますので、詳しくみていきます。
なお、チェック対象が少ない場合は、手動でも問題ありませんが、一定の量を超えると、手動ではかなり無理が出るので、ツールの利用を検討しましょう。詳しくは後ほど紹介しますが、ツールの中に、無料ツールだと、制限があったり、使い勝手が悪かったりするので、本格的に運用されたい場合は、有料ツールが良いでしょう。
自力&手動で調べる
実際に検索エンジンにおいて、調べたいキーワードを入力して調査をするという方法です。検索結果から、自分のサイトがランクインしているかどうかを目視で確認するのは、気が遠くなりそうな作業なので、CTRL+Fで自分のサイトURLを検索すると、やや楽にはなりますが、それでも「何位なのか」を最初からカウントすることになります。
数キーワードなら大丈夫でしょうが、大量にあるキーワードの調査には向いていません。
調査をアウトソーシングする
上記の作業をランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングに外注する方法もあります。もちろん、外注先は手動ではなくツールを使っているかもしれませんが、こちらが気にするのは、アウトプットと費用だけです。
「毎日計測」など、定期的に追跡するともなると、費用も高くなるので、主にスポットで大量にあるキーワードを調査する場合に使われます。
こういう時は、順位だけではなく、「競合調査」も併せて依頼することが多いです。
検索順位チェックツールを使う
検索順位チェックツールも、
- インストール型かクラウド型
- 毎日自動計測
- 結果記録
- 対応キーワード数
などによって異なります。
これから、おすすめツールをいくつかを紹介します。
検索順位をチェックするツールのおすすめは?
ここでは、いくつかの検索順位のチェックツールを紹介します。
その他にも、検索順位のチェックツールやサイトはたくさんあるにはありますが、高かったり、オーバースペックであったり、逆に値段の割るに機能が単純過ぎたりしますので、紹介を控えさせていただきます。
ベーシックな機能をワンコインで使える『順一くん』
ベーシックでありながらも、必要最低限な機能がすべて完備されており、月々500円で使えるのが『順一くん』です。オンラインのクラウド型なので、どの端末からも状況を確認できるのが便利です。
一方、キーワード数の従量制料金(50キーワード=500円)なので、キーワード数が500キーワードともなると、月々の料金も5,000円に上ります。サイトが成長する前に使うなり、メインキーワードのみ計測するなど、コストパフォーマンスを上げるには工夫が必要になりそうです。
中小規模のサイト、特にオウンドメディア系やブログだと、追跡したいキーワード数は軽く1,000件を超えてしまい、月々10,000円の料金なら、もっと高機能のツールも使えてしまいます。
コスパが高い『検索順位チェックツールGRC』
『検索順位チェックツールGRC』は、豊富かつ高度な機能を完備しており、明朗かつ良心的な価格設定なので、たとえば、月々990円で5,000キーワード、月々1,485円で50,000キーワードなど、とりわけ検索順位を測りたいキーワード数が多い場合はおすすめです。
料金を安く抑えられるは、オンラインのクラウド型ではなく、パソコンにインストールする必要があるからです。そのため、インストールした端末でしか検索順位の計測結果を見ることができません。
しかも、自動計測には対応しておらず、毎日ソフトを立ち上げて、「計測」を手動で執行しなければなりませんので、対応するキーワード数の多さと相まって、まさにヘビーユーザー向けでしょう。
大量に計測するキーワードがあり、しかもずっと同じ環境(端末)で仕事をしているのであれば、『検索順位チェックツールGRC』は推薦したいツールですが、そうでない場合は、不便に感じるかもしれません。
完全無料なのに機能がすごい『SERPOSCOPE』
『SERPOSCOPE』の魅力は何といっても、完全無料なのに、ベーシックな機能からアドバンス機能まで備えており、しかも、キーワード数の制限がないといったところでしょう。
パソコンにインストールする必要はありますが、設定次第で毎日の計測を自動的に執行してくれます。
『SERPOSCOPE』は、毎日、競合サイトのデータをもすべて取得し、競合の順位変動までも記録してしまうので、日々のタスク完了までに時間がかかります。
キーワード数の制限がないので、ついつい多くのキーワードを登録してしまいがちですが、タスク完了するまで数時間かかることも結構ありますし、途中でエラーになることもたまにあります。
『検索順位チェックツールGRC』よりヘビーユーザー向けなので、検索順位を調査するために、専用の端末を用意するなどで解決するのも一つの手です。
手軽に順位を調査するなら『SEOチェッキ』
これまで紹介した3つのツールと違い、『SEOチェッキ』は、自動計測にも計測結果の記録にも対応していません。オンラインツールとして、URLと3つまでのキーワードを入力すれば、検索順位を即時に調査してくれます。
そのため、記事のSEO対策の効果やキーワードの動向を追跡するというより、「このキーワードならどうなっているか」を手軽に調査するツールとして使われます。
まとめ:検索順位の調査
検索順位の調査は、SEO対策の効果を把握するためにも、それを踏まえてPDCAを回すためにも、SEO担当者にとって必要不可欠な日課となります。
検索順位の調査は、基本的に検索順位のチェックツールを利用することが一般的です。機能の制限や使い勝手の観点からも、本格的に運用されたい場合には、無料ツールより有料ツールが推奨されます。