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2022-09-04 09:59:22
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検索ボリュームの目安から考える検索ボリュームの少ないキーワードのSEO対策

検索ボリュームの少ないキーワードの対策法を解説。検索ボリュームによる分け方や検索ボリュームの目安も紹介
 
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この記事の目次
  • 検索ボリュームに対する一般的な考え方
    • 検索ボリュームによる3つのキーワード種類
    • キーワード種類別の攻略法
    • 執筆対象となる基準の目安
  • 一般的な考え方に対する批判
    • 分け方がアバウトすぎると不具合が生じる
    • 機械式に切り捨てることチャンスを切り捨てることに
    • 実用性が低いゆえ適用できる場面は限られている
    • おかしい前提は結構ある
  • 百年SEOが推薦する分け方
  • 検索ボリュームの少ないキーワードの対策

検索ボリュームの目安から考える検索ボリュームの少ないキーワードのSEO対策

この記事では、まず、検索ボリュームに対する一般的な考え方を、

  • 検索ボリュームによる3つのキーワード種類
  • 種類別の攻略法
  • 執筆対象となる基準の目安

の流れで紹介したいと思います。

その後、「百年SEO」が推薦する

独自の方法および検索ボリュームの少ないキーワードの対策

を紹介していきます。

なお、本記事では、検索ボリュームという単語が何度も登場しており、意味と調べ方が既に理解された前提で説明を進みますので、まだ把握していない方は「検索ボリューム(google検索数)の調べ方」をまずご一読ください。

137

検索ボリュームに対する一般的な考え方

まずは、検索ボリュームに対する一般的な考え方を、

  • 検索ボリュームによる3つのキーワード種類
  • 種類別の攻略法
  • 執筆対象となる基準の目安

の流れで紹介したいと思います。

検索ボリュームによる3つのキーワード種類

巷では、検索ボリュームによって、キーワードを

  • ビックキーワード
  • ミドルキーワード
  • スモールキーワード

の3種類に分類しています。

ビックキーワードは、検索ボリュームが10,000以上(5,000以上という基準もある)のキーワードであり、競争が激しく上位狙いが難しいとともに、検索意図が不明確であるという特徴を持ちます。

ミドルキーワードは、検索ボリュームが1,000~10,000(または~5,000)の間にあるキーワードです。「ビッグキーワード+他のキーワード」のよう複合キーワードであるため、明確な検索意図を表している場合がほとんどです。

スモールキーワードロングテールキーワードとも呼ばれ、検索ボリュームが1,000以下のキーワードとなります。検索意図をピンポイントで表しているため、記事が書きやすいとも言われています。また、その数の多さから、競合とのバッティングを避けながら大量に展開することも可能であることから、積極的にロングテールキーワードを狙っていこうという風潮も見られます。

キーワード種類別の攻略法

一つのビックキーワードの下には複数のミドルキーワードがぶら下がり、それぞれの下に更に複数のスモールキーワードがぶら下がっている状態をイメージしてください。

理想なのは、検索ボリュームが圧倒的に多いビックキーワードでの上位表示です。

しかし、いきなりビックキーワードの上位表示を狙っても、無理なので、一般的には、

  1. ミドルキーワードを主軸とし
  2. 関連するスモールキーワードで関連性を高め
  3. ゆくゆくはビックキーワードを狙っていく

のようなスタンスが最も基本的なフォームです。

具体的な手順は以下通りです。

①まずは、複数のミドルキーワードから一つを選び、記事を作成します。

②それから、ミドルキーワードの順位を上げるために、その下にぶら下がる全てのスモールキーワードの記事をも作成していきます。

③一度これが完成すると、①と②を繰り返し、次のミドルキーワードの対策を行っていきます。

④全てのミドルキーワードの対策が完成し、上位表示を実現したところで、ビックキーワードの対策を行います。

⑤その際、ビックキーワードの対策記事は、まとめ記事に近い形で、下にぶら下がるミドルキーワードの記事内容を論理的にまとめて行きます。

実務的には、このような流れをもとに、ビックキーワードの上位表示を狙っていきます。

執筆対象となる基準の目安

上述の方法からわかる通り、執筆する対象や順番は検索ボリュームを基準としていますが、ここでは一つの疑問点が生じます。

スモールキーワードは検索ボリュームのいかんを問わず、記事を作成するのか?それとも切り捨てる基準はあるのか?

ということです。

言ってみれば、スモールキーワードの検索ボリューム1,000以下なので、当然に検索ボリュームが10や30しかないキーワードも入っていますが、これらのキーワードをどうするかという話です。

一般的には、ひとつの基準を定め、機械式的に切り捨てることが多いです。

例えば、検索ボリューム500を基準とするならば、検索ボリュームが500より少ないキーワードを一律に切り捨てることになりますし、検索ボリューム100が基準であれば、それより少ないキーワードは対策しないことになります。

なお、一般的には、検索ボリューム300を基準とすることが多いようです。

一般的な考え方に対する批判

しかしながら、上記のようなアプローチには、一つ隠れた前提が存在しています。

それは、

スモールキーワードは上位表示を狙いやすい

という前提です。

しかしながら、スモールキーワードはあくまでも検索ボリュームが少ないのであって、競合も少ないとは限りません。

検索ボリュームはマーケットのサイズであり、マーケットの競争度合いを表していません。

言ってみれば、人口が少なくても激戦区にはなり得るということです。

実際に、スモールキーワードなのに上位表示が極めて難しい場合はただあります。

とりわけサービスや商品に関連するキーワードの場合はなおさらです。

分け方がアバウトすぎると不具合が生じる

検索ボリュームによる分類は、この問題のみならず、ほかにも様々な不具合をも生じさせています。

そもそもが、検索ボリューム10,000以上(もしくは5,000以上)を一括りにビッグキーワードとするところに違和感を覚える人も少なくないはずです。

言ってみれば、検索ボリューム10万のキーワードと検索ボリューム1万のキーワードは、ビックキーワードとして分類され、並列であるかのように同じ対策が推奨されていることも、冷静に考えればおかしいなことでありましょう。

スモールキーワードに関しても同様です。検索ボリューム1,000のキーワードと検索ボリューム100未満のキーワードが同じ扱いであるわけはありません。

機械式に切り捨てることチャンスを切り捨てることに

確かに不要なキーワードを切り捨てる際には何らかの基準が必要であるものの、キーワードの意味を一切考えずに単にキーワードを検索ボリュームの多寡で切り捨てていくと、チャンスをむやみに切り捨てることになります。

もしかした競争が全くなく、CV確度の高いキーワードかもしれませんし、そのキーワードを軸に更に多くのキーワードを引き出せるかもしれませんが、それらの可能性をも切り捨てることになります。

実用性が低いゆえ適用できる場面は限られている

実際に「キーワードを効果的に選定するコツ|リストアップする4つの方法」などの方法で、キーワードをリストアップする経験がある人なら、肌感覚だけでわかると思いますが、リストにビッグキーワードが存在しない場合も結構あります。

おかしい前提は結構ある

冒頭で触れた

スモールキーワードは上位表示を狙いやすい

という前提と同じように、

ビッグキーワードは上位表示できればアクセスの貢献にできる

という前提が隠されています。

ビッグキーワードは確かに検索ボリュームは多いですが、検索意図の範囲が広く、検索意図が不明確なので、結局「グーグルサーチコンソールの使い方」をもとに数値を確認していくと、表示回数は多いものの、クリック率は高くないので、結局そこまでのトラフィックを貢献できません。

百年SEOが推薦する分け方

とは言え、百年SEOでも何回も触れているように、

検索ボリュームは市場のマーケット

ですので、無視するわけにはいきません。

ただ、検索ボリュームの「絶対値」で分けるのではなく、相対的に考えるべきです。

例えば、あるキーワードリストが出来上がり、検索ボリュームが最も多いキーワードは、6,000しかないとします。

そこで、最も大きいマーケットのサイズは6,000しかないと割引、そのキーワードをリストの中の「ビッグキーワード」とします。

それを基準に、残りのキーワードも、それをそれぞれの検索ボリュームの相対値に合わせて分類していきます。

なお、エクセルの「条件付き書式」機能を活用されると便利です。

検索ボリュームの少ないキーワードの対策

確かに検索ボリュームが少ないと、魅力だと感じないかもしれませんし、執筆するインセンティブもないかもしれません。

しかし、それでも積極的に取るべきでしょう。

一つの考え方としては、コンバージョンが取れるかどうかですが、仮にコンバージョンが取れなくても、上位表示ができれば、トラフィックの期待ができますし、サイトの関連性を検索エンジンに認識させるという意味においても執筆すべきでしょう。ただし、コンバージョンが取れないキーワードの場合は、効率性を考えると、最低限の質が保てれば、あまり時間はかけない方が良いでしょう。なお、時間をかけるなというのではなく、その時間を、ほかに記事にあてるべきということです。

 

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