SEOに強いブログやサイトの作り方|オウンドメディア運営とコンテンツ作成の鉄則
- いち早く記事をリリースしコンテンツを公開する
- サイトやブログの更新頻度を一定に維持する
- 何よりも大事なのはキーワードの検索ボリューム
- カテゴリへの集中を通じて関連性・専門性を高める
- 検索意図に応えているなら記事数は多いにこしたことはない
- 文字数にはこだわらない
- タイトルとDescriptionには時間を必ずかける
- ポイント1:タイトルにキーワードを入れる
- ポイント2:ユーザの興味を引くようなタイトルに
- ポイント3:記事内容がわかるようなディスクリプション
- PDCAを定期的に回す
- サイト全体の方向性
- UI設計
- 記事の順位
- 特定ページのクリック率
- CV数
- まとめ:SEOに強いブログやサイトの作り方
SEOに強いブログやサイトの作り方|オウンドメディア運営とコンテンツ作成の鉄則
この記事では、サイトやブログの運営者向けにSEOに強いブログやサイトの作り方をわかりやすく解説しています。
いち早く記事をリリースしコンテンツを公開する
検索エンジンが記事のコンテンツを認識するのに、時間かかります。これは単にクロールされ、インデックスされるだけの話ではありません。検索エンジンはユーザの検索意図に応えるべく、記事の内容を理解しようとするので、どうしても時間がかかります。
経験上、仮にリリース当日中にクロールされ、インデックスされても、検索エンジンに正しく評価されるために、早くて1ヶ月、遅くて半年はかかります。
ですので、更新計画と相談しながら記事をできるだけ早くリリースすることです。
記事の作成にどうしても時間がかかってしまうようなケースでは、最初から記事を完璧にするより、60%書き終えた段階で公開しても問題ありません。
というもの、早くリリースすることの目的はもう一つあるからです。
早く検索エンジンに認識させ、評価させるだけでなく、その結果から、早い段階からPDCAを回すためです。
サイトやブログの更新頻度を一定に維持する
更新の頻度が落ちてくると、Googleなどの検索エンジンが訪ねてくる(クロールしてくる)頻度も徐々に落ちて行きます。
Googleもユーザに有益な情報を届けるために、良質なサイトの最新情報をできるだけ取得しようとするので、Googleが高く評価するサイトほど、クロールの頻度も高くなる傾向が見られますので、Googleなどの検索エンジンがサイトへ訪問してくる頻度を維持させたいところです。
更新は、サイト全体の更新と記事の更新に分けることができます。前者は言ってみれば新しい記事の公開であり、後者は記事のリライトとなります。どのような更新でも良いので、一度更新頻度を決めたら、それを徹底的に守りましょう。
たとえば、1週間に1回の更新だと決めた場合、新しい記事が間に合わなければ、リライトで対応しましょう。
何よりも大事なのはキーワードの検索ボリューム
検索ボリュームは、そのキーワードが実際に検索される回数なので、1位をとってもそのキーワードから流入してくるアクセス数が検索ボリュームを超えることはありません。
検索ボリュームを、市場サイズや人口をイメージすればわかりやすいでしょう。
人口100万人の市場において、一生懸命に頑張って独占状態であるシェア100%を獲得しても、顧客が100万人を超えることはありません。
一方で、人口1億人の市場においては、ただの1%を取れば、100万人なので、もう少し頑張って更に1%を取れば、先ほどの2倍である200万人になります。
検索ボリュームも同じです。
月間検索ボリュームが30しかないキーワードで1位をとっても、1ヶ月多くて30アクセスです。しかも、改善する余地はありません。30アクセスから増やそうとすれば、別の記事で取っていくしかありません。
月間検索回数30回のキーワードを100つピックアップして、100件の記事を作成し、1位を取っていくよりは、月間検索回数300回のキーワードを10つピックアップする方が効率的ですし、月間検索回数3000回のキーワード1つだけで1位を目指した方がよほど合理的です。
カテゴリへの集中を通じて関連性・専門性を高める
あるカテゴリ、テーマに集中すると、検索エンジンに、サイト・ブログとそのカテゴリの関連性を認識・強化させます。その結果、該当テーマに属する全ての記事の順位が上がるという底上げの効果を期待できます。
あれもこれも書きたいでしょうが、リリースしている記事のテーマが分散されてしまいますと、上記のような効果を享受できなくなる結果、順位の低迷からモチベーションも下がります。
逆に、あるテーマに集中すると、一定の記事数と一定の期間を経て、そのテーマに関連する新しい記事は、公開直後に早くインデックスされたり、上位表示されたりするような効果がでます。
なので、仮に色々なテーマで執筆しても、一旦下書きの状態にして、あるテーマに関連する記事を優先的に公開するといった工夫が求められます。
検索意図に応えているなら記事数は多いにこしたことはない
コンテンツや記事の数は検索順位に影響を与えないのは周知されていますが、なぜか、それが誤読され「記事は多く作らない方が良い」という風に解釈されるようになりました。
大量に記事を作成しても、記事の量だけで検索順位が変わることはないというだけの話あり、だからとは言え、「記事数を増やしてはいけない」とはなりません。
もちろん、むやみに増やしてはいけませんし、ましてや低品質の記事を大量に増やしては逆に検索順位を押し下げてしまいます。
ここでのポイントは、
ユーザの個々の検索意図に合わせて記事を作成する
ことです。
あるテーマやメインキーワードに関連する検索意図がたくさんある中で、それぞれの検索意図に応えているコンテンツを作成すれば、検索エンジンはサイトやブログの網羅性と専門性を評価する結果、SEOに強いブログ・サイトが生まれます。
最も悪いパターンとしては、記事数を増やさないように、1つの記事で大量な検索意図に対応しようとする記事です。
「東京駅近辺の美味しいラーメン屋さん」を探している人は、「東京駅の歴史」にも、「ラーメンとは」にも、「ラーメンの系統と分類」にも興味はありません。
繰り返しになりますが、記事単位の区切りはユーザの検索意図に準ずるべきです。
文字数にはこだわらない
必要最低限3,000字だとか、5,000字がないとだめだとか、1万字は書きましょう、など記事の文字数にまつわる様々都市伝説が飛び交っていますが、
文字数は順位と関係ない
ことを必ず覚えましょう。
しかし、適当に100文字書ければよいというわけではなく、ポイントは、ユーザが知りたいことを伝えるのに字数が内容的に十分に足りるかどうかです。
「インターネットの仕組み」についての記事と「Wi-Fiが使えない場合の解決法」についての記事は、当然に必要な文字数も異なってきます。
文字数にこだわりすぎると、それだけでモチベーションが下がるだけではなく、文字数を達成しようと関係ないことも書いてしまうため、品質の低い記事を作成することになります。
文字数の多寡ではなく、ユーザが読めば知りたいことがわかるように内容に注力しましょう。
タイトルとDescriptionには時間を必ずかける
記事の本文などのコンテンツに時間をかけてはいけないというのではなく、タイトルとディスクリプションにも時間をかけるべきです。
Googleなどの検索エンジンの検索結果上には、記事のタイトルとディスクリプションだけが表示され、ユーザは、それをもとにクリックするかどうかを判断することになります。
もしも、ユーザが、「この記事は関係ないかも」と思ったら、仮に1位を獲得してもアクセスを獲得することはできません。
タイトルとディスクリプションの作成には、3つのポイントがあります。
ポイント1:タイトルにキーワードを入れる
SEO上、タイトルに入っているキーワードは上位表示の傾向が見られるため、タイトルには必ず狙っているキーワードを入れましょう。
ポイント2:ユーザの興味を引くようなタイトルに
本屋さんに並べられているたくさんある本の中から、ユーザはまず面白そうなタイトルを探すと同じように、ユーザも検索結果において、まずはタイトルを見ます。
ポイント3:記事内容がわかるようなディスクリプション
Descriptionにおいては、どのような記事かがわかるように簡潔に伝えましょう。ディスクリプションは順位に影響しないものの、「クリック率」に強く影響するので、おろそかにしてはいけません。
PDCAを定期的に回す
記事を書いて公開したら終わりではなく、PDCAサイクルを回し始めたタイミングから、サイト・ブログの運営が本格的に始まると言っても過言ではありません。
PDCAを回すことがいかに重要かというと、PDCAを回すだけで
などなどのケースがよくあります。
PDCAを回す方法や具体的な手順などは参考記事で詳しく説明するので、ここでは割愛させていただきますが、概要とチェック項目だけ簡単に触れます。
サイト全体の方向性
もしかもしたら、最初に設定していた方向性と実際にユーザに評価されている方向性にズレが生じるかもしれません。
こういう時は、サイト全体の方向性をユーザに評価されている方向性に寄せるか、コンテンツの設計より方向性を最初に設定していたものに戻すかを決める必要があります。
それによって、今後のコンテンツ制作やキーワードの選定が大きく影響されますので、そのまま放置するのではなく、どちらかにするという意思決定が重要となってきます。
UI設計
ユーザがどういう動きを取っているか、どういう風にクリックしていくかなどは、ヒートマップを実装すれば把握することができます。
無料のヒートマップは使える機能も少なくなるものの、ユーザの基本的な動きを把握するのに十分です。
ユーザは意外と、こちらが想定しているように動いてくれないので、広告やアフィリエイトリンクが置かれている場所や、登録や資料請求フォームの設置場所、更に、参考記事の表示の仕方などに関するヒントをヒートマップから獲得しましょう。
記事の順位
上位表示が出来なければ、アクセスを一切期待できませんので、記事の順位を常に追跡し、順位が落ちた場合や上位を獲得できていない場合は、原因を突き止めて、対策をしましょう。
記事の順位に影響を与える要素は様々ありますので、詳しくは「検索順位を上げる15のポイント|誰でも簡単にGoogle検索の上位表示を可能にするコツと裏技」をご一読ください。
特定ページのクリック率
上位表示が出来ているのに、クリックされないと当然にアクセスはないので、非常にもったいない状態なのです。基本的に記事のタイトルとDescriptionを修正することで、ほとんどのケースにおいてクリック率の改善ができます。
記事のタイトルとDescriptionを修正してもクリック率が改善されない場合は、「キーワード」と「検索意図」にズレはないかを確認しましょう。
更にページレベルだけではなくクエリレベルで確認する必要もあります。場合によって、特定の検索意図にフィットしていない特定のクエリのクリック率がページのクリック率を押し下げることはあります。
クリック率を改善する方法は参考記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
CV数
アクセスがあるのに、会員登録、資料請求、アフィリエイト成果などのCV数が足りない場合は、リライトをしましょう。
CV数を獲得できない理由はUI設計以外に、コンテンツの内容にあることがほとんどです。
例えば、何の前触れもなく唐突に登録フォームや広告リンクを設置しても意味はありません。きちんと文章のコンテンツとして、一定の流れに沿って誘導しなければCVを獲得することはできません。
まとめ:SEOに強いブログやサイトの作り方
SEOに強いサイト・ブログを運営するための8つのポイントを見てきました。中には時間が掛かるものもあれば、労力を要することもありますが、いずれも難しいことではありません。
これらのポイントを実施しながらサイトやブログを運営していくと、自ずとサイト全体の順位が上がり、アクセスからCVの獲得ができるようになります。サイトの属性やドメインパワーなどほかの要素にも影響されますが、コツコツとやっていければ、基本的に「100記事、半年間」を超えるあたりから効果が表れます。
直ぐに効果が表れないのがデメリットだと感じるかもしれませんが、SEO施策のメリットとしては、効果は、SNS集客のように一時的なものではなく、長期にわたり続くものですので、とにかくもめげずに地道にコツコツと運営行っていくことが求められます。