サイトやブログの専門性を高める方法と手順~検索順位との関係と上位表示のためのコツ

- サイトやブログの専門性とは?高めるとどうなるの?
- なぜ専門性なぜとりわけ推薦する?
- サイトやブログの専門性を高める7つのステップ
- 掘り下げるサブテーマやトピックを選定
- 主軸となるキーワードの決定
- 関連キーワードを漏れなくのリストアップ
- キーワードのグルーピング
- マインドマップへ落とし込む
- 対策キーワードの順番決めと構成案の作成
- 記事の執筆とリリース
- サイトやブログの専門性を高める方法のまとめ
サイトやブログの専門性を高める方法と手順~検索順位との関係と上位表示のためのコツ
この記事では、検索順位の低迷に悩んでいる人向けに、サイトやブログの専門性を高めて上位表示を実現させる方法の説明を解説します。
まずはサイトやブログの専門性を取り上げて、なぜ検索結果の順位を上げたい場合は、専門性に集中すべきかを説明します。
その後、専門性を高める方法と手順について解説します。
サイトやブログの専門性とは?高めるとどうなるの?
サイトやブログの専門性は、Googleが定めた良質なウェブサイトを評価する基準であるE-A-TのうちのEであるExpertise(専門性)のことであり、検索順位を上げるのに、極めて重要な要素です。
ある分野、トピック、テーマにおいて、サイトやブログの専門性が検索エンジンに認められると、そのサイトやブログの配下にある記事やコンテンツの中、その分野、トピック、テーマと関係する全てのコンテンツや記事の順位が上がります。
例えば、あるトピックについての記事が3ページだけあり、検索順位は20位台だとしましょう。そのトピックについて、専門性を高めるために、更に深掘りして7ページを作成したことが功を奏して、専門性が認められたとします。
すると、新しく作成した7ページは、公開すると早い段階で10位台や1桁台を獲得できてしまうだけではなく、元々作成していた3ページも、順位が上がって行きます。
これを更に極めていきますと、既存コンテンツか新規記事に関わらず、そのトピックに関連するコンテンツが全ての上位表示されているというハッピーな状況になります。
このように、「記事を追加する」、「コンテンツを作成する」といった個別記事レベルでの対策が、サイト全体の価値に正の影響を与える結果、専門性を意識したサイトの運用をするだけで上位表示の実現が可能になります。
このことから、サイトやブログの専門性を高めることがいかに重要であるかを理解できるでしょう。
なぜ専門性なぜとりわけ推薦する?
「検索順位を上げる15のポイント|誰でも簡単にGoogle検索の上位表示を可能にするコツ」でも触れているように、検索順位に影響する要素の中には、皆が同じようにできてしまい、皆が同じ状態になるという差別化になりにくいポイントがたくさんあります。
E-A-T(専門性・権威性・信頼性)においでも同様です。
例えば、信頼性を高めるために会社情報を記載したりSSL化にしたりすることや権威性を高めるために専門家の監修を受けることなど、横並びで皆が対応してしまえば、差別化できなくなります。
一方で、専門性ともなると、どの分野のどのトピックにおいての専門性やどこまで掘り下げるかの"深さ"によっては差別化のポイントも異なりますので、他所と違うことができます。
しかも、専門性を高めるのに、専門家による執筆やプロによる監修も必須条件ではありません。特定のテーマやトピックについて、定期的かつ網羅的にオリジナル記事をリリースしていけば、サイトやブログの専門性は検索エンジンに認められるようになります。
サイトやブログの専門性を高める7つのステップ
サイトやブログの専門性を高めるには、7つのステップがあります。
- 掘り下げるサブテーマやトピックを選定
- 主軸となるキーワードの決定
- 関連キーワードを漏れなくリストアップ
- キーワードのグルーピング
- マインドマップへ落とし込む
- 対策キーワードの順番決めと構成案の作成
- 記事の執筆とリリース
この7つのステップを繰り返していくだけで、サイトの専門性を高めていくことができます。
なお、これから順番に説明していきますが、ひたすら1から7を繰り返すという方法もあれば、ステップ1において全てのサブテーマやトピックをリストアップし、それぞれのテーマに対してステップ5まで行ってから6と7に移るという方法もありますので、チーム編成や社内体制に合わせた方法で問題ありません。
掘り下げるサブテーマやトピックを選定
まずは専門性を高めたいサブテーマやトピックを決めるために、メインテーマを細かくサブテーマにブレイクダウンしましょう。ポイントは狭く絞り込むことです。
例えば、
「音楽」>「楽器」>「ギター」>「アコースティックギター」>「アコースティックギター 選び方」
のように、ブレイクダウンして「アコースティックギター 選び方」を対策テーマとして選定します。
主軸となるキーワードの決定
ひとたび対策テーマが決まりましたら、そのテーマの主軸となるキーワードを決めましょう。サブテーマが適切に絞り込まれた場合、テーマ自体が主軸キーワードとなることが多いです。例えば、上記の例では、「アコースティックギター 選び方」が主軸キーワードとなります。
主軸キーワードは1つが最も望ましいですが、多くでも3つまでとしましょう。どうしても決まらない場合や3つ以上になってしまう場合は、テーマが広すぎるので、ステップ1からやり直しましょう。
関連キーワードを漏れなくのリストアップ
主軸キーワードと関連性のあるキーワードを漏れなくリストアップするには、サジェスト機能が役に立ちます。
検索バーに検索キーワードを入れると、検索エンジンはいくつかの関連キーワードを推薦してきます。あるいは、検索結果において「他のキーワード」で表示しています。この機能がサジェスト機能であり、表示されているキーワードはサジェストキーワードと呼ばれています。
サジェスト機能を利用して主軸キーワードのサジェストキーワードを収集し、関連キーワードのリストアップを行っていきます。
キーワードとキーワードの間の関連性を見出す重要ポイントは、言語的に関連しているかどうかではなく、検索意図的に関連しているかどうかにあります。主軸キーワードのサジェストキーワードをあいうえお順で抽出していくと、確かに様々なキーワードをカバーしているように見えますが、しかし、その多くは、検索意図的には関連していません。そのため、関連キーワードをリストアップする場合、検索窓でサジェストキーワードを抽出より、検索結果に表示されている「他のキーワード」のほうが望ましいとされています。
繰り返しになりますが、関連キーワードを探す作業は言葉の連想ゲームではありませんので、ユーザーの検索意図ベースでリストアップすることが重要です。
例えば、「アコースティックギター 選び方」で検索すると、
- アコースティックギター 初心者 おすすめ
- 弾きやすいアコギ
- アコギ 選び方 中級者
- ギター 選び方 女性
- アコギ 最初の一本
- アコースティックギター 初心者 女性 おすすめ
- アコースティックギター おすすめ
- ギター 選び方 エレキ
がサジェストキーワードとして「他のキーワード」に表示されます。
この8つのキーワードが「アコースティックギター 選び方」と関連キーワードとなり、必ずしも「アコースティックギター」や「アコースティックギター 選び方」で始まっているとは限りませんが、検索意図的に繋がっていることがわかります。
更に、この作業を繰り返して第三階層まで深掘りしましょう。
たとえば、「アコースティックギター 選び方」が主軸キーワードで、この8つのキーワードが第一階層だとすれば、こ8つのキーワードを更に検索にかければ、第二階層の64キーワードを取得することができます。
キーワードのグルーピング
キーワードのリストが出来上がったところで、今度は通常通りにキーワードのグルーピングを行います。キーワードのグルーピングにつきましては、「キーワードのグルーピンと選定のやり方」で解説していますので、詳しくはそちらをご参考ください。
基本的には同じ手順でグルーピンを行いますが、基準はやや異なります。
一般的にはCV確度や検索ボリュームを基準にグルーピングをするものの、専門性を高めることが目的である場合、CV確度や検索ボリュームを考慮しません。その後の「対策キーワードの順番を決める」ときには基準の一つになりえるものの、グルーピングの段階はあくまでも参考程度に留めます。
というのも、目的がサイトやブログの専門性を高めることにあるので、重要なのは、専門性を高めたいトッピングにおいて、いかにコンテンツを充実させ漏れなくカバーすることです。
検索ボリュームが重要ではないというわけではありません。「他のキーワード」に表示されているということは、検索する人がいるということなので、少なからずニーズはあるということになります。これらのキーワードをも対策してくことは、「全てのニーズには漏れなく対応する」といった運営姿勢のアピールであり、まさに「専門性」が求めるものでもあります。
マインドマップへ落とし込む
キーワードグルーピングの結果をもとに、マインドマップにおいてキーワードマッピングを行う作業は必須ではありませんので、キーワードのグルーピングが完了次第、そのまま順番を決めて記事の執筆作業に入っても問題ありませんが、全体像を把握するためにも、マインドマップへ落とし込みことをおすすめします。
「キーワードマッピングでSEO対策記事を可視化|無料マインドマップツールでできるキーワードマップの作り方」では、キーワードマッピングの手順を詳しく解説していますので、具体的な手順はそちらをご参考ください。
対策キーワードの順番決めと構成案の作成
マインドマップやキーワードのグルーピング結果を眺めて対策する順番を決めます。全てのキーワードの対策が最終的になされれば、順番はさほど重要ではありませんので、制作体制に合わせて決めると良いでしょう。
構成案の作成につきましては、「SEOに強いWEB記事の書き方|タイトルの付け方から構成案の作り方を解説」こちら詳しく解説しているので、ここでは割愛させていただきます。
自社内で制作する場合や一人で企画からライティングまで担当している場合は、構成案の作成を省略することが多いですが、今後の体制が変わる可能性もありますし、振り返りのためにも構成案の作成をしましょう。
記事の執筆とリリース
ひとたびここまで来たらば、あとは構成案をもとに記事をひたすら作成していくだけです。
既に記事のリリース計画がある場合は、それに取り込む形か、それよりも優先する形で対応しましょう。
「SEOに強いブログやサイトの作り方|オウンドメディア運営とコンテンツ作成の鉄則」でも触れているように、検索エンジンがコンテンツの内容を理解するのに時間を要するので、できるだけ記事を早めにリリースしましょう。
特に、あるトピックにおいての、サイトやブログの「専門性」の有無は、ほかの記事の順位に影響を与えますので、専門性を検索エンジンに認めてもらうためにも、これらの記事を優先しましょう。
サイトやブログの専門性を高める方法のまとめ
ある分野、トピック、テーマにおいて、サイトやブログの専門性が検索エンジンに認められると、そのサイトやブログの配下にある記事やコンテンツの中、その分野、トピック、テーマと関係する全てのコンテンツや記事の順位が上がりますので、サイトやブログの専門性を高めることは、サイトの運営上に極めて重要です。
サイトやブログの専門性を高めるには、7つのステップがあります。
- 掘り下げるサブテーマやトピックを選定
- 主軸となるキーワードの決定
- 関連キーワードを漏れなくリストアップ
- キーワードのグルーピング
- マインドマップへ落とし込む
- 対策キーワードの順番決めと構成案の作成
- 記事の執筆とリリース
この7つのステップを繰り返していくだけで、サイトの専門性を高めていくことができます。
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